2008.09.08 法人税 

財務省は、1日、7月末の税収実績を発表しました。発表によると、7月の税収総額は前年同月比0.5%増の4兆6871億円ですが、法人税収は、還付額が税収を上回り、1039億円の赤字(前年同月は1203億円の黒字)となりました。7月の法人税収が赤字になるのは、03年以来5年ぶりです。

法人税収に加えて、暫定税率失効の影響によりガソリン税収が、前年同月比40.2%減と落ち込みましたが、原油など輸入額の急増で消費税収が伸びたため、7月の税収総額は前年同月を上回りました。

法人税収の赤字は、景気低迷による企業の業績悪化で、3月決算企業の法人税の還付額が膨らんだためです。法人税には、企業の前年度の法人税をもとに計算した金額を、その年の法人税の一部としてあらかじめ納付するという制度(予定納税)があります。還付金が発生するということは、当期の法人税額が予定納税の金額を下回ったことを意味します。さらに、法人税収が赤字ということは、当期の法人税額が予定納税の金額を上回り納付した総額よりも、還付金総額の方が多いということになり、企業の業績悪化が伺えます。景気低迷が続けば今後も法人税収の減少が予想されますが、法人税収の減収は、09年度税制改正にどの様な影響を与えるのでしょうか。議論の行方が注目されます。

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