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平成20年分の所得税納税額、5年ぶりに減少へ

国税庁は、ホームページに「平成20年分の所得税、消費税及び贈与税の確定申告状況等について」を発表しました。所得税の申告納税額は、前年を11.6%下回る2兆6495億円となり、5年ぶりに減少しました。景気悪化の影響により、地価や株価が下落し、その結果、譲渡所得が大幅に減少したことが大きな要因と考えられます。

所得税の確定申告書を提出した人は、これまでの最高であった前年を0.3%上回る、2369万3千人と増加し、10年連続で過去最高を更新しました。しかし、そのうち、申告納税額のある人は、前年に比べ3.2%減少し、752万3千人。所得金額も同8.5%減少し、39兆5940億円といずれも減少しています。申告納税額も、同11.6%減の2兆6495億円となりました。

土地等の譲渡所得の申告者は、45万9千人(前年比9.4%減)、うち所得金額がある人は25万人(同12.0%減)といずれも減少しています。所得金額は3兆2197億円で、同23.7%減少と大幅に減少しています。

株式等の譲渡所得の申告者は、89万人5千人(同1.6%減)、うち所得金額がある人は18万76千人(同55.3%減)、所得金額は1兆3026億円(同46.0%減)と、土地等の譲渡所得と同様に減少しています。

一方、贈与税の申告状況をみると、暦年課税を適用した申告人員は27万3千人(同6.8%減)、うち申告納税額がある人は23万2千人(同7.0%減)と前年に比べ減少していますが、申告納税額は841億円と前年に比べ6.9%増加しています。また、相続時精算課税制度を適用した申告人員は7万4千人(同17.0%減)、申告納税額がある人は4千人(同13.7%減)、申告納税額は184億円(同32.6%減)といずれも減少しています。1人当たりの納税額は465万円です。申告人員の多くは、2500万円(住宅取得資金3500万円)の非課税枠内と考えられます。

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