2009.07.06 相続税・贈与税 

国税庁は1日、「平成20年度相続税の物納申請状況等について」を発表しました。発表によると、今年3月までの1年間の物納申請件数は698件、金額は564億円となり、低水準ながら、前年度に比べて件数82.2%増、金額139.8%増といずれも増加しました。件数では10年ぶり、金額は6年ぶりの増加です。

物納は、相続税の納付に際し、金銭に代わって一定の財産を納付に充てることをいいます(参照:用語解説「物納」)。納税を延期(延納)しても、金銭で納付することができない場合に認められている制度です。物納申請が今年度に増加したのは、景気悪化の影響で現金による納付が困難になったことも一つの要因と考えられます。

国税庁が同日公表した路線価は4年ぶりに下落しており、今後の景気の動向次第では、物納申請の件数及び金額は、さらに増加すると考えられます。