2006.05.29 所得税
国税庁は23日、05年度の所得税の確定申告状況を公表しました。
確定申告書を提出した人は2,318万1千人(前年比107%)と2年連続して過去最高の数字となりました。
主な要因として、老年者控除の廃止・公的年金制度の見直しが行われたことや、株取引で利益を得た個人投資家が増えたことが考えられます。株式等の譲渡所得を見ると、1人当たりの所得金額は538万円で、前年を約100万円も上回り、株式市場の活況ぶりがうかがえます。
一方、消費税は免税点が年間売上高3000万円から1000万円へ引き下げられたため、申告件数が157万6千件(同378.6%)に増えました。消費税の申告納税額も4,901億円と倍増し、免税点引き下げの効果が表れています。