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08年度税制改正 エンジェル税制を拡充へ

政府は1月11日、年末の与党税制改正大綱を受けて、08年度税制改正の要綱を閣議決定しましたが、この改正の要綱にはエンジェル税制の大幅拡充が盛り込まれています。

エンジェル税制とは、個人投資家がベンチャー企業に投資した際に受けられる税制上の優遇措置をいいます。個人投資家に税制上の優遇措置を与えることにより個人の投資を呼び込み、資金調達力のないベンチャー企業を育成する目的で10年前に創設されました。

改正の要綱によると、現行制度の一部を廃止し「居住者等が、一定の株式会社に対して出資した金額について、1千万円を限度として寄附金控除を適用する」という、投資時点での優遇を拡充する制度を設けるようです。現行の制度では、他社の株式に投資をしていない個人にとっては、投資段階での税制上の優遇がありません。そこで他社の株式に投資していない投資家も優遇措置が受けられるように制度を改め、エンジェル税制の普及を促進する趣旨のようです。

現行のエンジェル税制は、株式市場の低迷などの影響を受け、あまり利用されていません(税のトピックス2007年7月17日)。08年度の改正により、エンジェル税制が拡充され、制度の利用促進が期待されます。

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