2008.05.26 所得税 

国税庁は23日、07年度の所得税、消費税及び相続税の確定申告状況について公表しました。
所得税の確定申告書を提出した人は2,361万6千人(前年比+0.5%)と9年連続で過去最高を更新しました。主な要因として、医療費控除や住宅ローン控除などによる還付申告者の増加が考えられます。還付申告の対象者は、1,269万2千人(同比+3.6%)と3年連続で過去最高を更新しました。
所得税の申告者のうち、申告納税額のある者は、776万9千人(同比△5.6%)と前年に比べると減少していることから、確定申告者の増加要因には、納税が必要な確定申告者ではなく、節税するための確定申告者が増加したことが挙げられます。
一方、贈与税の申告者は、38万2千人(同比△3.7%減)ですが、そのうち相続時精算課税制度に係る申告者は8万9千人(同比+7.2%)と前年に比べ増加しています。しかし納税額のあった者は5千人(同比△2.8%)と減少しており、申告者のほとんどは非課税枠内だったと想定されます。こちらも、相続時精算課税制度を利用して、節税を図る納税者が増加したといえそうです。