2012.12.25 税制改正
自民税調が議論開始、税制改正大綱の公表は来月下旬以降も自民党税制調査会(自民税調)が21日、2013年度税制改正に向けて本格的な議論を始めたという報道がありました。その中で安倍総裁は「衆議院選挙で、デフレから脱却して円高を是正し、経済を成長させていくことを約束し、国民のあつい支持を受けたので、税制でもその点を十分に鑑みて、結論を得ていきたい。自民・公明・民主の3党合意の中身を税制面でも進め、結論を得ていく」と述べて、来年度の税制改正に向けた議論を加速
2012.12.17 相続税・贈与税
国税庁、「平成23年分の相続税の申告の状況について」を公表国税庁はホームページに「平成23年分の相続税の申告の状況について」を公表しました。平成23年分の相続税の課税割合は、4.1%と前年から0.07ポイント減少し、基礎控除額が現行制度に引き上げられた平成6年以降、2番目に低い割合となりました。国税庁は「地価の下落が影響したのではないか」とみているようです。 平成23年分に亡くなった方(被相続人)の数は125万3066人で、過去最高だった前年を4.7%上
2012.12.10 国際課税
ニュージーランドとの新租税条約、署名・締結財務省は、ホームページに「ニュージーランドとの新租税条約が署名されました」を公表しました。 これは、日本国政府とニュージーランド政府との間で「所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とニュージーランドとの間の条約」の署名が東京で行われたことを受けて、公表されたものです。 新条約は、1963年に締結された現行条約の内容を全面的に改めるものです。投資先の国における、配当や利子
2012.12.03 所得税
国税庁、東京電力から受け取る賠償金の取扱い(所得税)を公表国税庁は、ホームページに「東京電力から支払いを受ける賠償金の所得税法上の取扱い等について」を公表しました。平成23年11月30日付国税庁文書回答「東日本大震災における福島第一・第二原子力発電所の事故の被害を受けた方が受け取る賠償金の所得税法上の取扱いについて」に項目を追加したものです。 「財物価値の喪失又は減少等」に対する賠償金の取扱いについては、具体的な賠償の内容が確定した後、東京電力が改めて照
2012.11.26 国際課税
国税庁、租税条約等に基づく情報交換事績の概要を発表国税庁は、ホームページに「平成23年度における租税条約等に基づく情報交換事績の概要」を発表しました。国税庁は、企業や個人の海外取引を巡る課税逃れを防ぐため、租税条約等の規定に基づき、諸外国と情報交換を行っています。現在は64の国・地域と租税条約や租税協定を締結して協力体制を築いています。 情報交換には主に、「要請に基づく情報交換」、「自発的情報交換」、「自動的情報交換」の3つの類型があります。 こ
2012.11.19 相続税・贈与税
国税庁、「平成23事務年度における相続税の調査事績について」発表国税庁は、ホームページに「平成23事務年度における相続税の調査事績について」を発表しました。相続税について、平成23事務年度に実施した調査の状況をまとめたものです。 相続税の調査は、平成21年中及び平成22年中に発生した相続を中心に、国税局及び税務署で収集した資料情報を基に、申告額が過少であると想定されるものや、申告義務があるにもかかわらず無申告となっていることが想定されるものなどに対して実施され
2012.11.12 法人税
国税庁発表 法人税調査で1兆1,749億円の申告漏れを把握国税庁は、「平成23事務年度における法人税等の調査事績」を公表しました(平成23事務年度法人税等の調査事績の概要)。これによりますと、大口・悪質な不正計算が想定されるため調査必要度が高いとされた12万9千法人(前年度比+3.1%)に実地調査をした結果、9万2千件(同+1.8%)から総額1兆1,749億円の申告漏れが発見されました。前年度に比べると、6.4%減少しています。総額が1兆2千億円を超えた
2012.11.05 その他
会計検査院、「平成23年度決算検査報告書」を提出会計検査院は2日、「平成23年度決算検査報告書」を内閣に送付しました。決算検査報告とは、会計検査院が1年間に実施した会計検査の成果を明らかにした報告書です。 この検査報告には、平成23年度の歳入歳出決算、政府関係機関の収入支出決算などに関する会計検査の成果が収録されています。検査報告書は、検査が済んだ決算とともに内閣に送付され、内閣から国会に提出されます。そして、国会で決算審査を行う場合の重要な資
2012.10.29 所得税
国税庁発表 所得税調査で9,592億円の所得申告漏れを把握国税庁は、所得税の調査についてまとめた「平成23事務年度所得税調査事績」を公表しました。この調査によると、国税庁が今年6月までの1年間に行った所得税(譲渡所得等を除く)の調査等件数は77万4千件(対前年比2.5%増)で、所得金額9,592億円(同0.1%減)の申告漏れが把握され、1,162億円(同6.2%減)が追徴課税されています。 1件当たりの事業所得の申告漏れ所得金額が高額な業種をみると、「キ
2012.10.22 法人税
国税庁まとめ 法人税・黒字申告割合、4年ぶりに上昇国税庁が発表した「平成23事務年度における法人税の申告事績の概要」によると、今年3月までに事業年度が終了して7月末までに税務申告した法人のうち、黒字申告をした割合が25.9%となり、過去最低だった前年を0.7ポイント上回り、4年ぶりに上昇したことがわかりました。 黒字申告をした法人1件当たり所得金額は5209万3千円で、前年と比べると0.3%増加しています。赤字申告をした法人1件当たり欠損金額は1