2017.11.01 相続税・贈与税 

 犬や猫等のペットと一緒に生活をされているご家庭は大変多く、最近では表札にペットの名前も並んでいるのを見かけるようになりました。かけがえのない家族の一員となっているようです。

 法律面からみると、犬や猫等の動物は、大切な「家族」であっても「人間」ではないので、相続権が認められるということはありません。従って、飼い主の多額の遺産をペットが相続するということは、法律上認められないのです。

 ペットが遺産を相続することはできませんが、ペット自身は相続の対象となります。つまり飼い主の方が亡くなった後、残されたペットは法定相続人に承継されるということになります。しかし法定相続人が、承継したペットを愛情を込めて世話をしてくれるとは限りません。それではどうすればいいのでしょうか。

 一つの方法として、遺言書を作成しておくという方法があります。ペットの世話をしてくれることを条件に一定額の遺産を承継させる遺言書を作成するというもので、これを負担付遺贈といいます。このとき、相続人以外の人に遺産を承継させる場合には、相続税は2割加算となりますのでご注意ください。併せて、遺言内容をきちんと実行しているかを見守る「遺言執行者」を設定しておくことも重要です。

 遺言を残しても、必ず愛情を込めて世話をしてもらえるとは限りませんが、信頼する人にペットの世話を託すことができます。大切な「家族」の一員にペットがいる方は、遺言書を作成する際、検討されてはいかがでしょうか。

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