2018.02.20
特定居住用小規模宅地等の評価減の特例の改正被相続人が居住していた建物の敷地のうち、一定の要件を満たした特定居住用小規模宅地等に該当する宅地等については、その宅地等の相続税評価額を330㎡の範囲内で80%減額をすることができます。例えば1億円の相続税評価額の土地であれば、2,000万円として計算できるので、特定居住用小規模宅地等に該当するか否かでかなり相続税額が変わってきます。 この特定居住用小規模宅地等に該当するための適用要件について、今
2017.12.20
当たり馬券の払戻金は、課税!?2017年「今年の漢字」が、「北」と決定しました。応募総数153,594票のうち、7,104票を集め、1位となったそうです。 「北」というと、最近新聞報道を賑わせている弾道ミサイル等のマイナスイメージを連想してしまいますが、球界では、北海道日本ハムファイターズの大谷選手の大リーグ移籍や、清宮幸太郎選手の入団に注目が集まり、また葛飾北斎の展覧会が話題になる等明るい話題もありました。競馬界では、キタ
2017.12.06
海外旅行に行くと、「観光促進税」!?12月に入り、来年度の税制改正に関する議論が本格化しています。まだ正確に決まった事項はありませんが、新聞報道で気になるものがありました。 観光庁の有識者会議が、観光施策の財源として「観光促進税」の創設を提言し、2019年度中の導入を目指すというものです。「観光促進税」は、日本から海外に向かう人から税金を徴収する、いわゆる出国税で、現在のところ、帰国する訪日客だけでなく、旅行・ビジネスで出国する日
2017.11.15
京都市に泊まると、宿泊税!?東京でも紅葉が見頃を迎えつつありますが、この季節になると、無性に京都の紅葉を楽しみたくなります。「そうだ、京都に行こう」という印象的なCMの影響が大きいのかもしれません。そんな京都について、気になるニュースがありました。 2018年10月より「宿泊税」が導入され、京都市にある宿泊施設に泊まると、「宿泊税」の支払いが必要になるそうです。1泊1人あたりの宿泊料金に応じ、200円から最高で1,000円
2017.11.01
ペットと相続犬や猫等のペットと一緒に生活をされているご家庭は大変多く、最近では表札にペットの名前も並んでいるのを見かけるようになりました。かけがえのない家族の一員となっているようです。 法律面からみると、犬や猫等の動物は、大切な「家族」であっても「人間」ではないので、相続権が認められるということはありません。従って、飼い主の多額の遺産をペットが相続するということは、法律上認められないのです。 ペットが遺
2017.10.18
絵画の相続には、鑑定が必要!?10月に入り、秋も深まってきました。芸術の秋という言葉がありますが、秋になると、美術館を訪れ、絵画や彫刻を鑑賞したくなります。 美術館を訪れると、展示されている美術品の中に、「個人蔵」という表記を見ることがあります。世界的に有名な絵画を個人が所有しているケースは少なくないようです。 もし、絵画を所有している方に相続が発生した場合、絵画はどのように評価されるのでしょうか。 絵画は、他の資産と
2017.10.04
ノーベル賞の賞金は非課税!?今年も、ノーベル賞発表の季節となりました。日本人の受賞者は、2016年迄で25名です。そのうち、受賞者数が最も多いのは「物理学賞」の11人、ついで「化学賞」の7人です。「文学賞」は2人ですが、今年こそ3人に増えるのでは、と書店の担当者も落ち着かないようです。 ノーベル賞は、ダイナマイトを発明し多くの富を得たアルフレッド・ノーベルの遺言により創設された賞です。ノーベルは、「私のすべての換金可能な財
2017.09.20
お墓は、相続税の課税対象外本日9月20日は彼岸の入りですので、これから一週間はお墓参りにいらっしゃる方も多いかと思います。お墓というと亡くなった後のことというイメージがありますが、「終活」という言葉が定着しつつある昨今では、お墓の生前購入も行われているようです。 お墓は、祭祀財産という特殊な財産とされているため、基本的に相続税は課税されません。したがってお墓の生前購入は、残されたご家族の経済的、精神的負担を軽減すると同
2017.09.06
喫煙専用室の設置で、税制上の優遇措置創設となるか?日本人の海外旅行先として根強い人気のあるハワイですが、公共の場では屋内禁煙とされており、「煙草が吸えなくて困った」という声を時々、耳にします。インターネットでは、喫煙できる場所を記したマップが掲載されるなど、愛煙家の方にとっては切実な問題のようです。海外では、約50カ国で公共の場を屋内全面禁煙とする法律を施行しており、公共の場での禁煙は、世界的な流れとなっています。 日本でも、2020年の東
2017.08.16
サマージャンボの当選金は、非課税!?先日、発売期間が終了したサマージャンボの当選金は、一等前後賞合わせて7億円!まさに夢の宝くじですが、もし宝くじに当選した場合、この当選金に、所得税は課税されるのでしょうか?・・・答えは、「所得税は課税されない」です。 宝くじの当選金を非課税とする規定は、所得税法にはありませんが、宝くじの法律「当せん金付証票法」に、所得税を課さないという規定があります。従って、例え宝くじで7億円が当たった場合で