2014.12.22 税の最新情報 

  国税庁はホームページに「平成25年分の相続税の申告の状況について」を公表しました。平成25年分の相続税の課税割合は、4.3%と前年から0.1ポイント増加しています。ここ10年間は4.1%と4.2%を推移していましたので、久しぶりにわずかですが増加したことになります。

 平成25年に亡くなった方(被相続人)の数は126万8,436人で、過去最高だった前年を3.5%上回っています。相続税の課税対象となった被相続人数も5万4,421人(対前年比+3.2%)と増加しています。

 相続税の課税対象となった被相続人数が増加したことにより、相続税の課税価格の総額は11兆6,253億円と前年と比べて7.8%増加しています。

 相続財産の内訳を構成比でみると、「土地」41.5%、「現金・預貯金等」26.0%、「有価証券」16.5%、「その他」10.8%、「家屋」5.2%となり、前年と比べると「土地」と「家屋」は減少し、「現金・預貯金等」は平成に入ってから最高の構成比となりました。なお、退職金や生命保険は「その他」に含まれています。

 来年1月1日以後に発生する相続から、基礎控除等が引き下げられる相続増税が適用されます。課税割合は今の4.3%から6%台まで上がると予想されており、相続税の課税対象となる被相続人の数は約2万人増加すると考えられます。今までご自身の相続についてお考えになったことのない方も、一度、検討されると安心かもしれません

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